どんなスター？
『ドン・ジュアン」で演じた少年時代のドン・ジュアンでは衝撃のダンスシーンを担い、タカラヅカスカイステージでも「ダンサーハントS」に登場した、ダンススター。
一方、雪組に配属後2作目にして新人公演で名前のある役が付き、その後も新人公演で名前のある役を演じ続けている他、日生劇場や博多座での公演でも活躍している娘役さんです。
『るろうに剣心』でも、本公演で星南のぞみさんが演じた三条燕を演じるなど、本公演で注目されるスターさんの役を演じることが多いのが特徴です。
新人公演でのヒロイン経験は2度、バウホールなどで行われるいわゆる「別箱」でのヒロイン経験はないものの、お芝居の経験豊富な娘役さんといえるでしょう。
歌も、2度目のヒロインを務めた新人公演『ファントム』で歌姫・クリスティーヌを演じるなど、経験を武器に磨いてきた野々花さん。
これから娘役としてどんな風に伸びていくのか、楽しみなジェンヌさんの1人です。
映像でチェックするなら、この作品！
1本目は『義経妖狐夢幻桜』。マサコという役名ですが要は「北条政子」です。いわゆる可憐な娘役とは一線を画する、武将すら言葉や態度でねじ伏せるような女性の役。
男役を立てるのが宝塚の娘役の常ですが、そうでない役を説得力を持って魅力的に見せて野々花さんは芝居もできる！とうならせてくれる作品です。
2本目はやはり『ファントム』新人公演でしょう。野々花さんが演じたのはマサコとは正反対の、やわらかい雰囲気を持つ可憐な少女・クリスティーヌ役です。
初めは音楽が大好きで仕方ないけれど、それほど歌がうまいわけではない女の子、クリスティーヌ。
そんな彼女の歌の技術が主人公・エリックの指導によって伸びていく様を的確に演じた他、彼女の持つ母性も描き出す名演を見せてくれました。
大作ミュージカルで大健闘を見せた野々花さんの姿は、今後の活躍への期待を膨らませるには十分なもの。ぜひ、彼女の姿から雪組の未来予想を楽しんでください。
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