今や宝塚歌劇を代表するショー演出家である藤井先生。日本大学芸術学部演劇学科卒業後、1991年に演出助手として入団。
1997年『Non-STOP!!』で演出家デビュー、2000年『GLORIOUS!!』で大劇場デビューを果たします。 宝塚のショーを語る上で藤井先生は外せません。
藤井先生の最大の魅力は、ファンが喜ぶポイントを掴んでいるということ。幼い頃から宝塚歌劇のファンだった藤井先生は、こうしたらファンが喜ぶだろうというポイントをすごくよく理解されています。
テーマにぐっと引き込む
藤井先生のショーは、作品ごとにテーマやモチーフが設定されていて、その中で独特の世界観が広がります。
- “宙”がテーマの『宙 FANTASISTA!』
- 刺激、熱狂、興奮をもたらす者“EXCITER”がテーマの『EXCITER!!』
- ”ラテンの世界”がテーマの『CONGA!!』
- 星=エトワールをモチーフにした『Étoile de TAKARAZUKA』
- 世界のダンスや祝祭をモチーフにした『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
- レビューの礎を築いた白井鐵造氏の『花詩集』を現代版にアレンジした『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
いくつか作品を振り返ってみても、統一されたテーマにぐっと引き込まれるショーばかりです。
注目すべきはプロローグ!
開演してすぐのプロローグは、ショーの印象を左右する大事な場面ですが、藤井先生はプロローグの演出がとにかくすごい!
通常ではフィナーレで使用されることの多い大階段をプロローグから使用し、いきなり客席を圧倒する演出。
2016年の宙組公演 『HOT EYES!!』では、全場で大階段を使用するというダイナミックな演出をし、ショーの概念を覆す大胆な演出をしたことも記憶に新しいところです!
こうした藤井マジックによって、私たちファンはあっという間にタカラヅカの世界へと惹き込まれます。
こんな演出も
またトップスターのお披露目公演や退団公演の演出を手掛けることも多く、スターそれぞれの魅力の詰まったショーを数多く手掛けられてます。
必ずではないですが、男役トップがダルマやドレスなどで女役に扮するシーンもあり、普段とはまた違った一面を見ることができるのも見所の一つです!
聞き馴染みのあるJ-POPや80年代のあぁ、懐かしいなぁ…。と思うような楽曲も多く、若い人からご年配の方まで楽しめるショーをたくさん作られる藤井先生。
今後の藤井先生がどんなショーを作るのか今後のご活躍も楽しみです!
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