スタンダードでハズレのない、安定したショーを多く手掛ける稲葉先生。
日本大学芸術学部演劇学科卒業後、2000年に入団。
2003年『おーい春風さん』の演出を手掛け、2006年『Appartement Cinema』で演出家デビュー。
2010年『Carnevale 睡夢』で大劇場デビューを果たします。
稲葉先生というとショー！のイメージが強い演出家さんですが、ストーリー性のあるショーからスタンダードなショーまで、多くの素晴らしい作品を作られています。
稲葉先生のショーは理屈云々ではなく、とにかく見ていて楽しい！
大劇場デビュー作の『Carnevale睡夢 – 水面に浮かぶ風景 – 』、2作目の『ルナロッサ – 夜に惑う旅人 -』はあまり良さがわからなかったのですが、3作目の『Celebrity －セレブリティ－』から稲葉先生の世界観に少しずつ惹かれていくようになりました。
『Mr. Swing!』（2013年）、『パッショネイト宝塚!』（2014年）、『宝塚幻想曲』（2015年）、『GOLDEN JAZZ』（2015年）、『Greatest HITS!』（2016年）、『カルーセル輪舞曲』（2017年）、『クラシカル ビジュー』（2017年）とこれだけ良作の作品を毎年生み出す稲葉先生はすごいなと思います。
稲葉先生演出作品の中で、印象的なシーンはフィナーレの黒燕尾、そしてその後に続くダンスシーンです。特に、『GOLDEN JAZZ』、『Greatest HITS!』での、歌劇団振付家・御織ゆみ乃先生のダイナミックな振付シーンは圧巻でした。
最近では、舞浜アンフィシアター公演『Delight Holiday』が記憶に新しいところ。
平成をそれぞれの年に流行った曲で振り返るメドレーでは、こんな曲流行ったよなぁ〜！となんだか懐かしくなり、クリスマス・シーズンの上演時期に合わせた、クリスマス・メドレーや、会場に近いディズニーの楽曲を使ったメドレーなどもあり、私たちファンが楽しめる演出がふんだんに詰まった作品で好評を得ました。
今後も楽しいショーを作り続けていただくことに期待ですね！
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