2020年現在、入団5年目の新人スター彩海せらさん。本公演でも活躍の場を与えられつつある、注目スターの1人です。
ここまでの凝縮された舞台歴を振り返るとともに魅力に迫りましょう。
どんなスター?
雪組に配属されて初めての大劇場公演『私立探偵ケイレブ・ハント』新人公演で名前のある役・トレバーを演じた彩海さん。
本役・縣千さんとは少し違ったイメージに役を造り上げて華のある容姿とともに、芝居心のあるところも印象付けました。
ここからは新人公演での抜擢や全国ツアーメンバーへの選抜も続いている他、大作『ファントム』では主人公エリックの子ども時代を演じるなど、本公演での活躍も増えています。
また、歌もダンスも着実にこなすスターさんとして定評を集めているのが彩海さん。
「ファントム」新人公演ではプレイボーイで歌も多いシャンドン伯爵を担当。聞きやすく、堂々とした歌いっぷりで、歌えるスターであることを見せてくれています。
また、全国ツアーのショー『Music Revolution!』では後ほどご紹介する彩みちるさんとともに、フィナーレの幕開きを彩って話題を集めました。
まだ入団5年目。かわいらしさが先に立つようなところがあるものの、実力も華も備えた未完の大器として、ぜひ注目したいスターです。
映像でチェックするなら、この作品!
1本目は『凱旋門-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-』新人公演です。彩海さんが演じたのは、スペイン内戦を潜り抜けてパリへ逃れてきたハイメ。
この時の本公演では朝美絢さんが演じた役ですが、初演時に元星組トップスター・安蘭けいさんが演じた役としても有名です。
背負っているものが大きい青年、というだけでなく恋人もいる役ですから入団3年目で手がけるにはハードルが高い役ですよね。
しかし彩海さんはダンス・歌・お芝居といずれも手堅く見せて好演。特に群を抜いたダンスの技術は、客席の視線を集めました。
大人っぽいお芝居の中で、ショースターとしての魅力も十分に発揮している彩海さん、要チェックです。
2本目は新人公演初主演作となった『壬生義士伝』。決して華やかな王子様ではなく、父親でもある男という難しい役どころでした。
入団5年目の彩海さんですから幼さが垣間見えてる部分があったものの、堅実な芝居と聞かせる歌とで難役をクリア。
まだまだ、新人公演が2年残っている状態でこれだけのことができるなら、この先どんなスターさんに成長していくのかと楽しみになるステージを見せてくれました。
ぜひチェックして、これからの彩海さんにそして雪組に、思いを馳せてみてはいかがでしょう。
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