組・ジェンヌの魅力

【若手娘役をピックアップ!】天紫珠李さん

オールマイティ選手!天紫珠李

入団3年目で、男役から娘役に転向。この出来事で記憶に残っているという方も多いかもしれませんね。

娘役に転向してから躍進を続けている天紫さんはどんなスターなのでしょうか?

どんなスター?

成績2位で入団。男役としてもバウホールや新人公演で名前が付く役を得て注目を浴びていました。

入団1年目で「A-EN(エイエン)ARTHUR VERSION」にも出演。

人数が宝塚大劇場や東京宝塚劇場で行われる「本公演」よりぐっと少ない、バウホール公演のメンバーに入ったのですから、実力は折り紙付きですよね。

娘役転向直後のショー「BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」では、通し役のプリンをこの上なくキュートに演じた天紫さん。

「あんな子いたっけ?」と思うファンもいたほどの衝撃の娘役デビューを飾り、歌にダンスにと八面六臂の活躍を見せました。

「愛聖女(サントダムール)-Sainte d’Amour-」では当時のトップ娘役・愛希れいかさんが演じたジャンヌダルクとの友情を育む現代の学生役をキュートに熱演。

「エリザベート」では始終踊り通しの黒天使の中でもバレエの見せ場がある、マデレーネを演じるなどマルチな活躍を見せる娘役スターの1人です。

映像でチェックするなら、この作品!

1本目は「夢現無双-吉川英治原作「宮本武蔵」より-」。天紫さんの新人公演初ヒロイン作です。

日本の時代劇のような作品、いわゆる「和物」自体が宝塚ではあまり上演されない状況で、初ヒロイン作がこれとはハードルが高いですよね。

そんな作品も、コンサートで歌う歌ではなくお芝居に即した歌が歌える実力や、場面ごとに声が変わる繊細な演技で見事に見せてくれました。

これだけの実力を持った娘役さんがこれから先、どう花開いていくか・・・。そんな風にファンの期待を否応なく誘ってくれる作品です。

2本目は「チェ・ゲバラ」。こちらも天紫さんにとっては「初ヒロイン」の称号がつく作品です。

宝塚では、宝塚大劇場と東京宝塚劇場以外で上演される舞台を俗に「別箱」と呼びます。この作品は日本青年館、シアタードラマシティで上演されたので別箱なのです。

その別箱で初めてのヒロイン、というわけで天紫さんの「別箱初ヒロイン作品」が「チェ・ゲバラ」になります。

この作品はキューバ革命の中心人物の1人チェ・ゲバラが主役。天紫さんは彼と行動を共にする女子大学生・アレイダを熱演しました。

男役さんに寄り添うだけの「お姫様芝居」では演じきれない、力強い現代女性。新人公演ともまったく色の違う役を演じ切り、振り幅の大きさを見せつけてくれます。

専科・轟悠さんを主演に迎えた公演での大健闘。ぜひ1度チェックして天紫さんのポテンシャルを確かめてください。

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