101期生として宝塚に首席入団、その年にはNHKのドラマに出演。翌年には阪急阪神の初詣ポスターのモデルに抜擢されるなど、入団後常に注目を浴びているスターです。
そんな鷹翔さんの魅力とはどのようなものか?見ていきましょう。
どんなスター?
『エリザベート』新人公演で演じた、皇太子ルドルフの演技と歌で注目を浴びた鷹翔さん。
その後も『王妃の館-Chateau de Reine-」新人公演のルイ14世など歌もお芝居もできないと魅力が伝わらない!という役を手がけて、客席を沸かせています。
新人公演『天は赤い河のほとり』で新人公演初主演。入団4年目らしからぬスキルで主演のカイルを演じ切り、首席入団の名にふさわしいオールマイティ選手ぶりを見せました。
2度目の新人公演主演『オーシャンズ11』を経験してもまだ、入団5年目。今以上に魅力を増して大化けする可能性も秘めている注目のスターです。
映像でチェックするなら、この作品!
1本目はやはり『エリザベート』新人公演。出番は決して多くありませんが、ヒロイン・エリザベートの息子ルドルフはストーリーを大きく動かす重要人物です。
宝塚をある程度見てきたファンには知らない人はいないであろう、大ナンバー「闇が広がる」「僕はママの鏡だから」と主人公とヒロインとのデュエットが2曲控えています。
さらに、トートに誘われトートの部下的存在に誘われて死を選択するダンスナンバーまで与えられているのがルドルフ。
鷹翔さんは入団2年目というまだまだ若手中の頃にこの役を手がけたというから驚き。
こちらも歌えるスター、トート役・瑠風さんとのデュエットもきちんとハーモニーを作れるところを見せて、歌うだけでなく聞かせる好演を見せています。
また、自ら命を絶つという難しい演技も内面をきめ細かく表情で描き出す好演。これだけのことが2年目でできるなんて末恐ろしくて、うれしい!そんなシーンを造り上げました。
これを見れば、その後の新人公演での活躍ぶりも納得と思えるはず。同時に今後どんなスターに育っていくかがとても楽しみになるでしょう。
2つ目は『オーシャンズ11』新人公演。2度目の新人公演主演作です。持ち前の歌の実力や芝居心を発揮して、大人でちょっと危ない男・ダニーを魅力的に見せました。
特に歌は、歌詞の1つ1つまで美しく客席に届ける「歌うま」ならではの聞かせ方を披露。またダンスも動作の1つ1つまでビシッと決めて、成長ぶりをアピールしています。
瑠風さんのようにバウホールや梅田芸術劇場といった「別箱」での主演が来るか?あと2年残った新人公演でもまた、主演を重ねられるか・・・?その先は・・・?
『オーシャンズ11』での活躍ぶりを見ていると、そんなふうに未来への期待が高まることでしょう。