音くり寿さんと同じ、100期生の糸月雪羽さん。ふんわりとしたやわらかい笑顔の持ち主で、これぞ娘役！という雰囲気。彼女の魅力とこれまでの舞台も振り返ってみましょう。
小劇場での活躍が目立つ、これからが楽しみな娘役さん
糸月さんは、新人公演でのヒロイン経験はないものの、歌とダンスの実力に注目が集まっている娘役さんです。
『Delight Holiday』『恋スルARENA』『Senhor CRUZEIRO!-南十字に愛された男-』など、コンサートやショー仕立ての作品で活躍が目立ちます。
特に『Delight Holiday』での元気あふれる姿は、若手ならではのエネルギーを感じさせて、ファンの目を楽しませてくれました。
トークの際には男役さんを立てる、という娘役の基本を押さえながらもかわいらしさ全開！でお話してくれる姿が素敵なジェンヌさん。
これからの活躍が楽しみな娘役さんの1人です。
映像でチェックするなら、この作品！
1本目は『Bow Singing Workshop ～花～』。入団から2年目とまだ初々しい頃の糸月さんの歌を聴ける作品です。
「Memory」はソロ、「塔の上のラプンツェル」の「輝く未来」は泉まいらさんとともに披露。ミュージカルやアニメ映画の名曲を2年目で手がけたとはちょっと驚きですよね。
ここを皮切りに様々なコンサート作品やショー作品に出演されているのだな、と糸月さんの原点を感じられるコンサートです。
もう1本は、お芝居の作品『CASANOVA』の新人公演。当時の副組長・花野じゅりあさんの演じたゾルチ夫人役を演じています。
大人の女性であり、コメディ要素も求められる役を難なくクリアして実力派娘役であることを印象付けてくれました。
ヒロインではないものの大切な役どころをしっかり務めた糸月さん。娘役は男役に比べて、活躍が早いので、近い将来、ますます舞台で輝いてくれると思います。
花組100期生に注目してみてください！
花組の若手スターは、100期生から4人紹介しました。新人公演も残すところあとわずかで、新人公演を卒業すると「中堅」の立ち位置になります。
次代を担うスターさんにお気に入りができると、ますます観劇が楽しくなるもの。注目してみてはいかがでしょうか。
